2023年04月11日

恋愛と結婚はまったく違う?結婚後の関係や確認するべきポイントをご紹介

結婚は恋愛の延長線上にあるものと考えることもできますが、実際は法的な部分からみると、大きく異なるものです。恋愛関係ならではの楽しみもありますが、結婚することで社会的に認められ得られる権利もあります。この記事では、そもそも結婚をするとどのような関係になるのか、また恋愛との違いや結婚前に確認しておくべきポイントをご紹介します。

結婚するとどのような関係になる?

結婚とは、婚姻関係を結び夫婦になることを指します。婚姻届を役所に提出し承認されると、社会的に配偶者と認められた状態になります。夫婦となった2人は法的にお互いを独占できる状態となり、同居・協力・扶助義務や貞操義務など、いくつかの義務を守らなければいけません。この義務は2人の関係を守るために重要なもので、義務を破ると離婚理由として認められる内容です。

また結婚して大きく変化することに、社会からの扱いの変化が挙げられます。たとえば、配偶者に施される医療行為の可否権利が与えられたり、税務・法律上では、配偶者控除を受けられるようになったりします。財産の相続についても、配偶者になれば常に相続人として認められるなど、立場が大きく変化することを覚えておきましょう。なお、恋愛や内縁関係がどれだけ長期間となっても、戸籍上の扱いは他人のままになります。上記のような配偶者としての権利が得られないものもあり、婚姻関係は重要であることがわかります。

恋愛と結婚はまったく違う

前述したように、婚姻届の提出により2人の関係は社会的に変化し、恋愛と結婚の違いが顕著に現れます。また恋愛と結婚では、それぞれ相手に求めるポイントが異なるほか、周囲との関わり方にも変化が起こります。

外見か内面か

恋愛関係は、お互いが今後の人生に関わることが確定していない状態です。そのため、外見を重視した関係でも楽しめることが多く、性格などの内面は優先度が低い傾向にあります。しかし、夫婦関係になると今後の人生を共に歩むことになるため、外見よりも内面が重視されるようになります。清潔感などの最低限の身だしなみは必要ですが、顔つきや体型は歳を重ねるごとに、ある程度変化していくものです。お互いが相手のことを想い、充実した結婚生活を送るためには、外見に固執しすぎず、内面を見ることが大切といえます。

刺激か安心か

恋愛の段階では、スリルやドキドキなど、その瞬間を楽しめる刺激が求められる傾向です。一方で結婚は楽しさだけではなく、今後訪れる困難を、お互いが支え合って乗り越えられるような安心感が重要になります。刺激がある恋愛関係は、飽きを感じずに楽しめる可能性はありますが、長い時間を共にする結婚では落ち着いて過ごせるような、安心できる関係が大切です。

自由度

恋愛は、本人たちの意思だけで関係を続けることも、終わらせることも可能です。しかし、結婚は婚姻届を提出する必要があり、別れる際も法的な手続きが必要になるなど、恋愛とは自由度が大きく異なります。社会的に認められた夫婦関係になることは、制約が多くなることを理解しておく必要があります。

お互いの家族が関わる

夫婦関係では、お互いの家族との関わりも強くなるものです。個人同士の付き合いである恋愛関係とは異なり、冠婚葬祭などの家族ぐるみの付き合いも起こることが予想されます。それぞれの家族とうまく関係構築ができるかどうかも、恋愛時とは異なる夫婦関係ならではといえます。

恋愛とは違う!結婚前に確認しておくべきポイント

円満な夫婦関係を続けるためには、結婚前に確認しておくべきポイントがあります。

価値観

夫婦になると、さまざまな事柄を2人で話し合って決定していく必要があります。些細なことから重大なことまで、お互いの意見を尊重し合いながら歩み寄れる関係が大切です。そのため、相手と価値観が大きく異なると、受け入れられないことが多くなり、ストレスを感じる可能性が考えられます。話し合うことで解決できるほどの価値観の違いか、もしくは受け入れられないほどの違いがあるのか見極める必要があります。

トラブル時の対応

夫婦生活において、トラブル発生時にどのような対応をするのかは重要です。トラブル解決に向け行動できるか、お互いが辛い時期には支え合えるかなど、共に困難を乗り越えていけるか判断しましょう。

家族への接し方

相手のことはもちろん、それぞれの両親や兄弟を大切にしてくれる人か確認を行いましょう。子どもが生まれた際や両親の介護が必要になった際に、真摯に向き合って考えてくれるかどうかは、夫婦関係に大きく影響します。そのため、新婚の間だけではなく数十年先まで生涯を通して、家族のことを大切に考えられるかどうか見極めが必要です。

まとめ

婚姻届を提出し承認されると、配偶者と認められ社会からの扱いも変化します。配偶者ならではの権利を得ることもでき、恋愛時とは大きく異なる関係になることを覚えておきましょう。結婚とは、今後の人生を2人で歩んでいくことであると念頭に置いて、価値観や家族への接し方などを事前に確認しておくことが大切です。

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