「毎日掃除機をかけなければ…」「料理は絶対手作りで…」など、仕事を持つ女性が増えて共働きの家庭が増えたものの、完璧に家事をこなそうとストレスを抱える女性が少なくありません。しかし家事は完璧じゃなくていいのです。家事に完璧を求めるがために、ストレスを溜めて夫と喧嘩するのは本末転倒です。ここでは、完璧に家事をこなさなければならないという固定観念から脱出する4つの方法を解説します。

家事は完璧じゃなくていい！

完璧に家事をこなそうとして、夫との仲が悪くなり、結果、結婚生活が破綻してしまうというケースも少なくありません。家事は完璧じゃなくてもいいのです。なぜなら家事には多くの種類があります。これらを全て完璧にこなすことはそもそも無理なことだからです。

家事の種類

結婚しても仕事を持つ女性が増えた昨今、女性ばかりが家事をするのは、女性にとって大きな負担になるものです。しかし負担であろうと、完璧に家事をこなそうとする女性は少なくありません。そういう女性は何でも自分でしてしまおうと行動してしまいます。完璧を求める女性がこなしている家事の種類は多くあります。たとえば下記のような種類です。

• 食事の用意
• 食事の後かたづけ
• 洗濯（とり込み、たたむ、しまう）
• 買い物
• 掃除
• お弁当作り
• 子どもの世話
• そのほかペットの世話など

完璧に家事をこなすとストレスになる

完璧を求める人は自分が仕事を持っていても、全ての家事を自分でやろうとします。非常に種類の多い作業である家事を、一人で完璧にこなそうとするのは、そうとう大変なことです。辛いと感じないわけはありません。それがストレスとなって蓄積されると、イライラして夫との間にいつしか亀裂が入ってしまいます。結婚して本当の幸せを実現するためには、完璧に家事をこなさなくてもいいのです。それよりもストレスを溜めず、相手を思いやる気持ちや、楽しむ時間を大切にすることが大事なのです。

完璧主義の家事からの脱出方法4選

完璧主義の方は自分で自分を追い込む傾向にあります。完璧に物事をこなせないと自分に自信を無くしたり、大きなストレスを抱え込んだりすることになるのです。たとえば家事の場合は「もう家事などしたくない」という気持ちになることもあります。ここでは、そのような方が完璧に家事をしなければならないという性質から脱出する方法を4選ご紹介します。

するべきことに優先順位をつける

完璧を望んでも1日は24時間しかなく、その間にできる作業は決まっています。ならば要領よく、するべき家事に優先順位をつけてすすめてみましょう。たとえば下記のように家事の優先順位をリスト化してみてください。今日できることと、明日にまわしてもよいことなどをリストアップすると、ゆっくりした気持ちで家事に取り組めます。家事のゴールはアバウトでよいのです。はっきり決める必要はありません。

＜優先順位のリスト例＞

• 今日やらなければならないこと：1.買い物、2.今週分の料理の作り置き
• 今週中にやればいいこと:1.シーツ交換、2.床拭き、3.アイロン掛け
• 今月中にやればよいこと：1.エアコンの掃除、2.クローゼットの掃除、3.植木の整理

一人でしようとしない

完璧に家事をこなそうとする人は一人で何でもしようとします。たまには人に頼ってみましょう。一人で何でもこなそうとする人はプライドが高く、人に頭を下げて頼むことを嫌う性格の人が多い傾向にあります。しかし、無理なら人に頭を下げて頼むことも大切です。たとえば頼るのは人だけとは限りません。近年は電化製品も家事の助っ人として活躍してくれます。

• 食洗機
• ロボット掃除機
• 調理時間を短縮できる時短家電
• ふとん乾燥機　など

便利なサービスを利用する

近年は家のことをやってくれる家事代行サービスが人気です。そのような便利なサービスを利用して、完璧に一人で家事をこなさなければならないという固定観念にピリオドを打ちましょう。家事の負担が減ればあれもこれもではなく、「これだけは自分でしたい」ことに集中でき、ストレスも減少するでしょう。ハウスクリーニングは少し前からあるサービスですが、近年は料理の下ごしらえや一週間分の献立の作り置きなど、食事の支度をサポートしてくれるサービスもあります。技術研修や個人情報の取り扱いなどの指導をうけたスタッフが揃い、そのレベルの高さも好評なサービス会社が多数あります。

許せる範囲を広げる

「絶対しなければならない」ではなく、許せる範囲を広げてハードルを下げ、自分を解放してみてください。食事に関していうなら、何が何でも毎日手作りするのではなく、忙しいときはデパ地下のお惣菜を加えてもよしとしましょう。手の込んだ手料理だけが愛情とは限りません。許せる範囲を広げると、これまで忙しいと思っていた家事も楽しく、そして楽になります。

完璧すぎると結婚生活は上手くいかない！

仕事を持つ女性が増えた近年、共働きの夫婦が末永く結婚生活を営んでいくために大切なことは「ストレスを溜めない」ことです。忙しくて家事を完璧にできないからとストレスを溜めると、それが不満になります。不満が爆発して夫と喧嘩をしたり、相手の性格をどんどん否定してしまったりすることにもなりかねません。

完璧を目標としない

共働きの場合、家事に費やす時間は限られています。完璧に家事をこなすために、休日も家事に追われてしまうと、二人の時間はなくなり、家事よりさらに大切なことを失ってしまうかもしれません。そもそもどのように頑張っても、家事に完璧なんてないのです。完璧な家事とは自己満足に過ぎず、他人から見れば不十分なことが多いものです。完璧を目標にせず「これでいいかぁ」くらいの気持ちで家事に取り組めば、夫婦の時間をさらに楽しめます。

相手にも完璧を求めない

自分が完璧である必要はないならば、同時に相手にも完璧を求めてはいけません。仲良く共に暮らしていくためにはお互いに協力し、思いやりの気持ちを持つことが何より大切なことです。とくに近年は多くの夫婦が共に働いています。ならば必然的に夫にも家事や育児をサポートしてもらわなければなりません。自分にも相手にも完璧を求めず、「まぁ、いいやぁ」程度の考えでいましょう。

まとめ

結婚生活で家事は完璧じゃなくてもいいのです。「掃除しなくちゃ」「料理は手作りで」では二人の生活は長続きしません。することに優先順位をつける、一人でしようとしない、便利なサービスを利用してみる、許せる範囲を広げる。この4つの方法で完璧主義の家事から脱出し、ストレスを抱えず、縁あって結ばれたご主人との結婚生活を幸せに続けてください。

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